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ビジュアルストーリーテリングがブランドのナラティブを形成する方法

出典元:

ブログのトップに使用している画像に、思わず目を引かれてこのブログに辿り着いた方も多いのではないでしょうか?この画像を作成するのにかかった時間は、わずか1分。しかも、PCに元々入っている一般的なカラーとフォントを使って作成したものです。

こんなにシンプルな画像でも人の心を引きつけることができるなら、アニメーションや実写映像を使えば、さらにブランドイメージを強く伝えることができるでしょう。

ビジュアルストーリーテリングは、視覚的なメディアや要素を使って、ストーリーやコンセプトを表現する技術です。その表現手法は、静止画、動画、その両方を組み合わせるなど、様々です。ビジュアルストーリーテリングによって、私たちはアイデアやコンセプト、時には感情も伝えることができます。実際、長年にわたり多くのブランドがこの手法を使って、ターゲットユーザーへ自社のストーリーや価値観を届けてきました。

すべてのブランドには、それぞれの「ストーリー」があります。このストーリーは、単なる商品やサービスの紹介ではなく、ブランドが歩んできた道のりや築き上げられた価値観、将来のビジョンを含んでいます。ブランディングにおけるストーリーテリングとは、そうした想いや信念を、視覚的な表現を通じて伝えることなのです。

現在、視覚的なコンテンツの需要はこれまで以上に高まっています。スピード感のあるコンテンツが求められるこの時代において、ブランドはどのように「視覚表現」を活用するかを考える必要があります。逆に、視覚的な表現をうまく活用できれば、ブランド成長の大きなチャンスとなるでしょう。

歴史と進化

【起源】

ブランドやビジュアルストーリーテリングの起源は、古代の文明にまで遡ります。古代バビロンの商人たちは、香辛料やワイン、絨毯などの商品を売るために、店先に絵を描いた看板を掲げていました。

文字が読めない人が多かった当時、視覚的に商品の魅力を伝えるこの方法はとても効果的だったのです。このような手法は、視覚を使ったマーケティングの原点とも言えるでしょう。

【印刷メディアの登場】

15世紀、テキストはまだ手書きが主流でした。識字率が高くなった中流階級の増加に伴い、テキストの手書きは、さらに大変になりました。

そこで、ドイツの商人ヨハネス・グーテンベルクは、印刷機と文字型を考案しました。印刷機の登場によりすべてが変わり、広告、ブランド化、マーケティングの新時代が幕開け、広告やプロモーションの量は急増しました。

【写真の登場やテレビの普及】

写真とビデオの登場は、ビジュアルストーリーテリングに新たな風を吹かせ、ストーリーにリアルさと説得力が加わりました。

また、テレビの普及が始まり、ストーリーテリングはさらに没入感があり、魅力的なものになるだけではなく、大規模なオーディエンスに対して広範囲なアプローチが可能になりました。特に広告やCMは、多くの人の感情に訴えかけ、共感を得ることを目指しました。

【デジタル革命】

インターネットの普及によって、携帯電話やノートパソコン、インターネットを使えば、どこにいても世界中でメディアにアクセスできるようになり、広告やマーケティング分野に大きな変革が起きました。例えば、Webサイトやブログ、YouTubeやInstagramなどのプラットフォームを通じた、ビジュアルストーリーテリングの範囲が広がりました。

また、情報へのアクセスが容易になったことで、コンテンツの幅も広がり、ブランドは、ビデオや情報をまとめたグラフィック、インタラクティブなメディアを使って自社のストーリーを伝えることができるようになりました。

なぜブランディングにおいてビジュアルストーリーテリングが重要なのか?

ビジュアルストーリーテリングが、ブランディングにおいて重要とされる理由を、以下にまとめていきます。

・注意を引きつける
ブランドが自社の商品やサービスを広く知ってもらうためには、まずは「注目」を集める必要があります。人はテキストよりもビジュアル(視覚情報)を素早く処理するため、視覚的要素の活用は、ブランディングにおいて大きく役立ちます。

・感情的な繋がりをつくる
消費者と深い関係を築くことは、ブランドのアイデンティティを強化する上で重要です。視覚的な表現は、人々の心を動かし、そのブランドを思い浮かべたときにポジティブな印象を抱かせます。こうした繋がりはブランドへの信頼やロイヤリティにつながり、長期的な成功を後押しします。

・信頼や本物らしさを与える
従来のマーケティング手法では、消費者を集めることはできても、「信頼感」や「誠実さ」を伝えるのは難しいものでした。ビジュアルストーリーテリングを使えば、ブランドの価値観や個性をより直感的に表現でき、ブランドをより「人間らしく」感じさせ、信頼感を生み出すことができます。

・アイデアをわかりやすく伝える
ビジュアル要素を活用すれば、複雑なアイデアやコンセプトもシンプルかつ分かりやすく伝えることができます。これにより、ブランドが大切にしている価値や提供するサービスが明確になり、消費者にとって「安心して選べる存在」として認識されるようになります。

現代のビジュアルストーリーテリングの種類

【ブランドアイデンティティ】
ブランドが一貫したロゴ、カラー、イメージなどの視覚的な特徴を使用し、独自の視覚的アイデンティティを作り上げることで、ブランドに関する視覚的なストーリーが生まれます。こうすることで、顧客はブランドをより早く認識できるようになります。

例)コカ・コーラは、赤と白のカラー、クラシックなボトルデザイン、アイコン的なロゴを一貫して使用しすることで、ブランドのビジュアルを維持しています。

【ソーシャルメディアキャンペーン】
短尺動画は、大きなエンゲージメントを生み出す最新のトレンドで、ブランドのストーリーにリアルさを与えるのに非常に効果的です。
InstagramやTikTokなどのプラットフォームを使用し、一つの目標に向けてマーケティングアクションを調整します。

例)ナイキの「Just Do It」キャンペーンは、本物のアスリートを起用し、魅力的なビジュアルとダイナミックな要素を取り入れています。

【ユーザー生成コンテンツ】
テキスト、画像、動画など形式は問わず、ユーザーやブランドのファンが作成し、ソーシャルメディアプラットフォームやその他のオンライン空間で共有されるコンテンツです。ユーザー生成コンテンツは、消費者やユーザーからの声が直接反映されているため、より親近感や真実味があり、ブランドと消費者との間に信頼と繋がりを築くことができます。

例)コカ・コーラの「Share a Coke」キャンペーンでは、パーソナライズされたコカ・コーラのボトルを持つ写真を共有することで、消費者とブランドの繋がりを感じる機会を提供し、ブランドへの愛着を深める効果を生み出しました。

【裏側(Behind the Scenes)】
通常、消費者が目にするのは製品やサービスの完成形だけですが、その制作過程を見せることで、どれだけ多くの人が関わっているのかが伝わり、透明性が生まれます。これにより、消費者の信頼を得られるだけでなく、好奇心や共感も生まれやすくなります。

例)Appleの製品発表動画では、カメラの設置やドローン撮影の様子など、舞台裏(BTS:Behind the Scenes)の映像もあわせて公開されています。

【広告】
商業広告は、ブランドがサービスや製品をマーケティングするために最もよく使われている、古くからある方法です。現在では、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用した広告も増えています。

例)Googleの「Year in Search」動画は、世界中の人々のリアルな瞬間や経験が紹介されており、共感を呼んでいます。

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ビジュアルストーリーテリングを行う上での課題

・テーマの妥当性やターゲットに応じた表現方法の選択
災害や悲しい出来事など、センシティブなテーマを扱う際には、視覚的な表現が適さない場合もあります。確かに、ビジュアルによって深刻さを伝えることはできますが、見る人にネガティブな印象やトラウマ的な体験を与えてしまい、かえって視聴を避けられたり、反感を持たれる可能性もあります。

また、年齢層が高くなるほど、動画やインフォグラフィックよりも、文章による情報提供を好む傾向があります。流行に左右されるのではなく、常にターゲットとなる視聴者の特性を踏まえて、適切な表現方法を選ぶことが大切です。

・視聴者に響く表現を見つける
コンテンツ制作では、「プロっぽさ」と「親しみやすさ」バランスが求められます。あまりにも作り込まれた映像は、かえってブランドへの親近感や信頼を損なうことがあります。視聴者はリアルで共感できる表現を求めており、ブランドはその境界線を見極める必要があります。

・リソースの負担が大きい
テクノロジーの進化により、ビジュアルコンテンツに求められるクオリティは年々高まっています。しかし、それに応じた映像を制作するには、高額な機材や設備、専門的なスキルを持つ人材が必要となり、どうしてもコストがかさみます。

そのため、予算に限りがある小規模ブランドにとっては、質の高いビジュアルコンテンツの制作が難しく、大手ブランドのように印象に残る映像を作るのが困難なケースも少なくありません。

・コンテンツの過剰供給
SNSやビジュアル中心のプラットフォームが広がる中、私たちは日々膨大なビジュアルコンテンツに触れています。現在、ビジュアルストーリーテリングの世界は飽和状態とも言えるでしょう。このような環境では、ブランドが注目を集めるためには、他のブランドと差別化する「見せ方」を工夫する必要があります。

・プラットフォームごとの最適化
プラットフォームごとに異なる技術的要件やユーザーの好みがあるため、ブランドはそれぞれに合ったビジュアルコンテンツを制作する必要があります。同じコンテンツがすべてのSNSで効果的とは限らず、同じ内容でも別の形式にしなければならないこともあります。こうした点を無視して同じ内容を投稿すると、信頼性を損なう可能性があります。

今後の展望

ビジュアルストーリーテリングは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)を活用し、体験方法を再定義すると予想されています。

例えば、ARを活用することで、消費者が自宅から世界中のブランド工場を訪れたり、製品を試したりすることが可能になります。また、AIはブランドに合わせたパーソナライズされたストーリーを提供し、リアルな繋がりや本物感を大切にしながら、より個別化された体験を生み出すと予想されています。

このような技術の進化により、ビジュアルやコンテンツの質が向上し、コストを抑えながら高品質な制作が可能になるでしょう。

まとめ

ビジュアルストーリーテリングは、ブランドが視聴者と強い感情的な繋がりを築くために重要な手段です。画像や動画、ユーザー生成コンテンツを組み合わせていくことで、ブランドの価値観を伝え、信頼構築や注目を集めることができます。現在では、InstagramやTikTokなどでの動的なキャンペーンやコンテンツが増加しており、ビジュアルストーリーテリングは進化を続けています。

現代の戦略は、ブランドのアイデンティティやリアルさ、共感を呼ぶコンテンツに重点を置いていますが、過剰なコンテンツやプラットフォームごとの要件、リアルさの維持といった課題もあります。

将来的には、ARやVR、AIの技術が進化し、ビジュアルストーリーテリングがよりパーソナライズされ、没入感のある体験になることが期待されています。これにより、ブランドは視聴者と深く繋がりながら競争優位を維持することができるでしょう。

参考/引用元サイト

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この記事を書いた人

Yedu Krishna Rajeev

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ビジュアルとモーションを融合させ、心に響くインパクトのある物語を創り出す、動画編集者です。

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