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【話題のChatGPT】企業での活用事例をわかりやすく解説

みなさんChatGPTを使ったことはありますか?

ChatGPTは2022年11月にサービスが公開されてから、わずか2ヶ月でアクティブユーザーが1億人を突破した話題沸騰中の人工知能チャットサービスです。今まで質問に対してあらかじめ回答を用意しておくというチャットサービスはありましたが、この形ではどうしても回答に不自然な部分がありました。

しかし、質問に対して最適な言葉を予測するChatGPTは、幅広い質問に高い精度で回答することが可能となり、その利便性と革新的な機能から、個人的の利用に留まらず、企業でもChatGPTの導入も活発になってきています。帝国データバンクの調査によると生成AIの活用・検討している企業が6割超えというデータもあるほどです(引用:生成AIの活用に関する企業アンケート)。

そこで今回は、企業での活用に焦点を当てて、ChatGPTが得意とすることや、どんなことに活用できるのか、また実際に導入をした事例などを紹介していきます。企業での活用は、ChatGPTが業務の効率化と新しい視点を与えてくれる可能性があり、新たなサービスやビジネスを生み出す可能性があるため、企業でChatGPTを使ってみたいけど有効的な使い方がわからない方や、実際にChatGPTの活用を検討中の方には読んでいただきたい記事となっています。ぜひ最後までご覧ください。

ChatGPTとは?

ChatGPTとは、アメリカのOpenAI社が開発した、高度なAI技術を用いて、人間のように自然な会話ができる、人工知能チャットサービスです。使い方は簡単で、ユーザーが文章を入力し送信すると、内容に応じてAIが回答を生成してくれます。その回答内容は従来のチャットボットのように定型文などは決まっておらず、毎回AIが持っている学習データを使用して内容を生成するため、一方通行な会話ではなく双方向の「対話型」の自然なチャットが可能となっています

「ChatGPT」についての詳しい内容は以前『ChatGPTとは?今さら聞けないChatGPTについて解説』という記事を書いたので、そちらもあわせてご覧いただくと、より理解が深まるかと思います。

ChatGPTが得意とすること

冒頭にも書いた通り、ChatGPTは幅広い質問に高精度で回答を行い、会話もまるで人間と話しているかのような自然な文章となっています。以下に、ChatGPTが得意としていることをまとめていきます。

・人間と対話しているかのような応答

前述した通り、ChatGPTは従来のAIのような定型文の回答をするチャットボットではなく、対話式でまるで本物の人間と会話しているかのような自然な会話を得意とします。ChatGPTは多言語に精通しており、豊富な語彙力と表現力を兼ね備えた高い言語力を習得しています。

・自然な対話

直前の文脈や対話の内容を把握し、回答を生成する能力があるため、従来のチャットボットのような一方通行的な会話や的を得ていない会話ではなく、対話の一貫性を保ちつつ、次々と適切な応答を生成できます。追加の質問や一部の文章に対する回答も対応可能です。

・マニュアル化していない、オリジナリティあふれる回答を生成

ChatGPTは、訓練データの中にマニュアルや事前に作成されたテンプレートが含まれていないため、ユーザーの質問に対して柔軟で独自の回答を生成することが可能です。 また、機械学習によって訓練されたため、創造的な側面と豊富な語彙力も持ち合わせています。そのため、キャッチコピーの作成や印象に残るフレーズの提案などにおいて様々なバリエーションの回答を無限に生成してくれます。

ChatGPTを導入するメリット・デメリット

企業でChatGPTを導入する上で、メリット・デメリットに関しては適切な業務と組み合わせるために理解しておきたいポイントになります。ここでは企業がChatGPTを導入するメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】

・業務の効率化

ChatGPTは24時時間365日、トピックに応じて自然な文章を生成することができます。また翻訳や文法・スペルチェックも可能なため、多くの業務の効率化を図ることが出来ます。

・コスト削減

これまで人の手によって行っていた単純作業や繰り返し作業を担うことができるため、前述した業務の効率化に加えて、人件費や残業代といったコスト削減も見込めます。

・アイデアを得ることが出来る

ChatGPTは新しいアイデアの発想や刺激を得れる可能性があります。ChatGPTはプログラミング上のルールは存在せず、トレーニングデータから学習して新たな回答を生成します。質問に対して豊富なソースの回答をくれるので、検索だけでは得れない別の視点を素早く得れる可能性があります。

・コーディングの記述

希望のプログラミング言語と処理を伝えるだけで、プログラミングコードを記述・確認することが出来ます。

【デメリット】

・情報の鮮度

ChatGPTは2021年9月までの学習データしか持っていないため、それ以降の情報や最新の情報は正確性にかけている可能性があります。そのため最新の情報や情報の真偽については自身でソースを確認する必要があります。

・計算や専門的な知識は不得意

ChatGPTは計算が可能ですが、常に正確な訳ではないため、経理関連や財務に関する文書を作成する際には注意が必要です。また、専門的な知識(法律や医療など)についても参考程度にし、意思決定の際には信頼性の高い情報源を併用することをおすすめします。

・回答の信頼性

ChatGPTは誤った回答でも、真実かのような文章を作成する傾向があるため、ユーザーは誤った情報に気づかないリスクがあります。 ChatGPTは情報の出所やソースの記載はないため、正確性の確認や担保が出来ないことを理解し、完全にAI任せにするのではなく、適宜情報の裏付けを行う必要があります。

・機密情報漏洩のリスク

ChatGPTに機密情報やプライバシーに関わることを入力した結果、情報漏洩に繋がる可能性があります。そのため、社内で機密情報の取り扱いに対するルールを作るなどの対応が必要です。

企業での活用事例

前述した「ChatGPTが得意とすること」や「メリット」を活かして、企業でどのように活用できるのかここで紹介します。

・マーケティング・リサーチ補助

市場調査の一環として、特定のトピックや製品に対して、消費者の意見や嗜好に関する洞察を抽出することができます。特に一般的な質問や競合情報の収集などに活用することで、新しいアイデアを得ることもできます。

・イベントの企画

イベントのテーマや概要を入力すると、代わりに内容を企画してくれます。これにより、企画書を作成する時間を短縮し、企画の内容や他の主な業務にもっと時間を割くことが出来ます。

・カスタマーサポート

24時間365日のカスタマーサポート体制を整えることが可能となります。また、よくある質問や簡易的な問い合わせに対しての時間や労力を削減することも可能です。

・コンテンツ作成

ChatGPTは表現力豊かで語彙力も長けているため、レポート、提案書、要約文、手順書、マニュアル、プレゼンテーションの資料など、様々な文章を生成することが出来ます。

・添削

作成した文章を入力し、ChatGPTに添削をお願いする文言を付けると、修正した文章を送ってくれます。改善点、より適切な文章への修正、漢字やスペル、敬語のチェックなど、納得するまで何度も修正が可能なため、質が良い文章を完成させることができます。季節の挨拶や数あるパターンのビジネス文の作成も可能です。

・秘書業務

スケジュール管理、電子メールやメッセージの管理、ドキュメント管理、情報検索とリサーチ、会議やイベントの管理といった、様々な秘書業務のサポートが可能です。しかし、高度な判断や専門的な業務に関しては人間のサポートが必要です。

・翻訳

ChatGPTは多言語に精通しています。希望の言語で生成するようお願いすると、どんなに長い文章も翻訳してくれます。また翻訳だけでなく、文法・スペルチェック、修正もしてくれます。翻訳レベルは高いですが、専門用語やニュアンスを含む表現に関しては専門家のチェックが必要になります。

・コーディング生成、デバッグ

ChatGPTに処理したい内容を伝えると、必要なコードを生成します。またプログラムのコード内にバグがあるかどうかデバッグを行うことも可能です。

・SEO

AIPRM for ChatGPTというGoogleChromeの拡張機能を使用することにより、そのプラグインがChatGPTに指示を出し、SEOワードを含む精度の高い文章を作成してくれます。このように、プラグインとChatGPTを組み合わせることによって、より完成度の高い回答を生成させることも出来ます。

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実際の導入事例

日本では官公庁を筆頭に、企業でのChatGPTの導入に非常に前向きです。日本では実際の導入に至っているところはまだまだ多くないですが、ここでは既に導入している企業を日本と海外それぞれ紹介します。

【日本の企業】

・農林水産省

補助金申請のマニュアルなどの改訂や修正にChatGPTを活用が検討されています(2023年4月時点)。これまでは数千ページにわたる資料作成を外部に委託していましたが、短期間で完成させる必要があり、業者側の負担も大きく、完成品の文章が不自然になることがありました。ChatGPTの導入により、作業負担の軽減が期待されています。

・株式会社サイバーエージェント

ChatGPTの活用により、広告オペレーションにかかる総時間約23万時間(月間)から約7万時間に削減することを目指しています。自社開発の大規模言語モデル(LLM)とChatGPTのAPIを活用して、広告オペレーション業務に革新をもたらしています。

・価格.com

検索に役立つChatGPTプラグインの提供を開始し、探している希望条件をChatGPTに入力することで、その希望に沿った商品の一覧が表示されるようになりました。これによりユーザーは希望条件の商品をすぐに検索・比較出来るようになりました。また、メーカー名・価格・レビュー評価・スペック情報に加えて、商品詳細ページへのURLも表示されるため、商品ページに直接飛ぶことができます。そしてそこから販売店のサイトに移動して商品の購入まで出来るという、検索から購入までのスムーズな動線ができました。

・大和証券株式会社

Microsoftの「Azure OpenAI Service」を利用し、情報が社外に漏れないような環境を構築した上で、ChatGPTの活用によって業務効率化やアイデアの創出を期待しています。例えば、英語等での情報収集のサポートや資料作成をすることができ、外部委託の時間や費用の短縮が出来ます。業務においては、各種書類作成などに活用することで、お客様との時間や企画立案等、本来業務に充てる時間の創出が実現されます。また利用対象となる全社員9000人が利用することにより、アイデアの活性化に役立ちつと予想されています。

【海外の企業】

・Expedia

Expediaは、ChatGPTをサービスに統合しました。これにより、ユーザーは航空券やホテル、目的地を単に検索するだけでなく、知識豊富な旅行代理店のスタッフから提案されるような感覚で旅行を計画することができます。チェックイン、チェックアウト時間、リゾート内の施設、チャイルドポリシー、客室カテゴリーなどにも素早く回答してくれます。さらに、ユーザーが興味のあるホテルや観光スポットのリストを自動的に作成し、旅行の計画を手助けしてくれます。

・Duolingo

ChatGPTの有料プランで使用されている高度な言語モデルGPT-4が使用されており、生徒は自然な言語で詳細なフィードバックを受けながら練習問題やテストに取り組むことができます。また、AIとのロールプレイを通じて、カフェで注文などの実践的な言語スキルを練習することも可能です。ペルソナにはプロフィールが設定されており、ユーザーはそれらと対話しながら学ぶことができます。従来よりも、よりインタラクティブで効果的な言語学習を行うことが出来ます。

・Octopus Energy

英国を拠点とするエネルギー供給会社のOctopus Energyは、顧客サービスにChatGPTを組み込んでおり、CEOのグレッグ・ジャクソン氏は、現在の問い合わせの44%を担当していると述べています。また、このアプリが現在250人分の仕事をこなしているとし、人間のカスタマーサービスエージェントよりも高い顧客満足度を得ているとも述べています。

まとめ

ここまで、ChatGPTが得意とすることや、企業に導入した際にどのように活用出来るのかなど、企業での利用に焦点を当てて解説してきました。2022年11月に公開されたばかりのサービスで、世界的にも活用方法を模索している中で、セキュリティ面などいくつか課題も残っていますが、その課題との向き合い方や解決方法も出てきています。

ChatGPTを活用することで得られるメリットに魅力を感じ、現在多くの企業やサービスがChatGPTという新しいテクノロジーの活用に踏み切り、市場での競争で生き残ろうとしています。次はどんなテクノロジーの誕生が私たちの生活に利便性や刺激をもたらしてくれるのでしょうか?プロダクト開発を検討している方は、新しい技術を取り入れることで、もっと理想的なプロダクトが開発出来るかもしれません。

JIITAKでは「テクノロジーの力で今日の挑戦を価値ある明日につなぐ」という思いのもと、プロダクト開発を全力でサポートさせていただきます。みなさまのアイデアを是非JIITAKまでお聞かせください。

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この記事を書いた人

JIITAK編集部

JIITAKは、デジタルテクノロジーを駆使して、価値創造に挑戦する企業のプロダクト開発・DXを支援する会社です。テクノロジーやデザイン関連の役立つ情報を発信していきます。

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