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「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」 とは?新規事業開発と合わせて解説

みなさん、「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」という言葉を聞いたことはありますか?

近年のスタートアップの盛り上がりから広く使われるようになった、成長やスケールアップを意味する概念です。この概念は、新規事業開発において特に重要で、事業においての成長・拡大のプロセスを理解し、それぞれのフェーズでどのようなポイントに注意すべきかを把握することで、事業開発を成功に近づけることが期待されます。しかし、冒頭に挙げた「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」が具体的に何を指しているのかが曖昧だったり、個人で解釈が異なることもあります。

そこで今回は新規事業開発における「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」について、それぞれがどのようなフェーズなのか、それを踏まえて新規事業を成功させるために押さえておきたいポイントについて解説していきます。「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」の言葉の意味について知りたい方や、新規事業開発担当の方や新規事業開発検討中の方に読んでいただきたい内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

新規事業開発とは?

新規事業開発とは、既存の事業の拡大や未開拓の領域への進出など、企業が新たな市場や製品を開拓し、ビジネスとしてゼロから新しい事業の成長を目指すことを指します。

移り変わりの激しい現代社会では、市場ニーズやトレンドに常にアンテナを張って、スピーディーに対応しなければ、競合他社に先を越され、自社サービスの需要がなくなってしまいます。ニーズとトレンドを反映した製品を開発し、その製品に価値を感じてもらうことで、顧客の獲得、利益の創出、そしてビジネスとして成長できる可能性があるため、ビジネスにおいて新規事業開発は重要と言えます。これは会社としての成長だけでなく、新規事業開発計画に社員が参入することで、ビジネスの仕組みを根本から学び、一人ひとりの力を育成することも期待できます。

フェーズごとに考える概念の広まり

ビジネスにおいて、自分たちがどのような段階にいて、次にどのような段階に進むのかを把握しておくのはとても重要なことです。この成長段階の各フェーズを説明する際に、「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」という表現が使用されます。

この考えは、PayPalの共同創業者であり、Facebook初の外部投資家であるピーター・ティールの著書「ゼロ・トゥ・ワン:君はゼロから何を生み出せるか」(原題: Zero to One: Notes on Startups, or How to Build the Future)をきっかけに広まりした。

この本は、彼が母校スタンフォード大学で行った起業の講義の内容をまとめたものです。彼は数百のスタートアップに投資し、起業の現場に深く関わってきた経験があります。そしてシリコンバレーで最も重要な人物とも言われていました。彼の考え方は現在ビジネスや起業家の間で受け入れられ、親しまれています。この後から、「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」について深掘りしていきます。

「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」を深掘り

「0 → 1」 「1 → 10」 「10 → 100」は、それぞれのフェーズごとに、関わる人や業務内容が異なります。各フェーズでの新規事業開発の進め方や関わる人の役割を理解し、目的や目標を適切に設定することが、成功への重要な鍵となります

簡潔にまとめる】

・「0 → 1」アイデアから事業を始める計画を作る。

・「1 → 10」アイデアを元に具体的なビジネスモデルを作る。

・「10 → 100」顧客を獲得し事業を拡大させる。

ゴール】

・「0 → 1」どのような事業を始めるか検討する。

・「1 → 10」ビジネスモデルの型を完成させる 。

・「10 → 100」型のレベルアップ、拡大、効率化させる。

活躍する人】

・「0 → 1」起業家や経営陣など、斬新な発想や想像力で新しい事業拡大に立ち向かう強い精神力の持ち主が活躍する。

・「1 → 10」戦略を練ってMVPを繰り返しながら、既存の事業を成長するために尽力する、成長を支えられる人が活躍する。

・「10 → 100」トップが統率してその他の人々が支える形で、事業を安定した収益が出せるように事業を行う。業務が細分化し、各々が専門的な技術で活躍する。

求められること】

・「0 → 1」個人の経験や洞察に基づく暗黙知がアイデアの起源となり、発想は個人の頭の中に存在していることことが一般的。

・「1 → 10」個人の経験やスキルに基づく暗黙知と、ビジネスモデルや事業計画、製品の仕様書など、具体的な形式知が作成される段階。

・「10 → 100」ビジネスの拡大に伴い、新たな挑戦や困難に対処するための暗黙知と、具体的な戦略や組織の強化などが明確な形式知を効果的に活用することが重要。

新規事業開発における悩みをどう解決するか

新規事業開発の各フェーズの理解や、目的や目標を適切に設定することの重要性を理解した上で新規事業開発を進めても、どうしても悩みや課題が出てきてしまいます。ここではその解決への近道を解説していきます。

・アイデアが浮かばない

新しいアイデアは、日常的なルーティンに埋没していることや、新しい領域や分野に対して知識が不足している場合、またクリエイティブな環境や刺激的な仕事場が不足していると、生み出すことが難しくなります。そのため、他の業界や分野の成功事例やトレンドを参考にして、アイデアのインスパイアを受けることで、新しいアイデアが浮かぶ可能性があります。

・技術や専門知識の不足

新規事業開発には多く時間、資金、人的資源が必要となります。新規事業開発を行う場合、そのスキルもエンジニアやマーケティングのように専門的な技術なため、適切な人材を集める必要があります。社内で準備が難しそうな場合は、外部の経験豊富な専門家やアドバイザーに相談し、必要なスキルやリソースを補完することも視野に入れましょう。

・PDCAサイクルが回らない

PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Actサイクル)がうまく回らない場合、新規事業開発で用いられるリーンスタートアップの手法を取り入れてみましょう。リーンスタートアップとは、「仮説構築」「計測・実験」「学習」「再構築」の4つのステップにより、コストをかけずに無駄なく最小限の機能を持つプロダクトを作り、顧客の反応を見ながら繰り返し修正・改善を加えていくためのマネジメント手法です。新規事業開発は不確実性が高く、事前の計画通りに進まないことがよくあります。そのため、PDCAサイクルだけでは十分な改善や学びが得られないことがあります。ここでは無駄なく効率的なプロダクト開発を促進し、顧客の本当のニーズに合った製品を開発するリーンスタートアップのアプローチが役立ちます。

新規事業開発を成功させるには?

新規事業開発において最も重要なのは最初の立ち上げプロセスです。人材の適切な配置や、リーダーの統率力が非常に重要であり、それによって成功が左右されると言っても過言ではありません。しっかりとポイントを押さえて新規事業開発を行えば、大企業でなくても成功している事例はいくつもあります。以下で解説する成功のためのポイントとともに、過去の類似事例の分析や柔軟かつ挑戦的な姿勢で開発に取り組むことが重要となります。

・既存技術の活用

新規事業を始める際には、既存技術をうまく活用することで初期費用を抑えた効率的なスタートが可能になるかもしれません。プロジェクトの進捗管理や情報共有などを効率的に行うシステムを導入しましょう。

・市場適合性と顧客ニーズの理解

新規事業を立ち上げる際に重要な課題で挙げられるのは、市場との需要と適合性を確認することです。ニーズや市場予測を見誤って失敗してしまうことはよくあるため、市場調査や顧客インタビューを通して、展開する事業がどのようなニーズを満たし、利益を与えるのか理解します。また、競合他社や類似事業の状況をも把握し、具体的な戦略を策定しましょう。

・マーケティングと販売戦略

市場調査が現在の動向を調べるのに対し、マーケティングリサーチは未来の市場動向を分析し、販売戦略を予想します。ターゲット市場を特定し、ペルソナを定め、ニーズや行動パターンを把握します。それに合わせてデジタルマーケティングやSNSを活用することができ、適切なアプローチをすることができます。近年はオンラインマーケティングに力を入れていることが多いです。

・適切な人材の育成と確保

新規事業の成功には、積極的な人材の育成と採用が重要です。新規事業を行うためには既存事業とは全く異なる知識やノウハウが求められるため、「0 → 1」フェーズで適切な人材がいない場合、早い段階で事業が挫折してしまうことがあります。その場合はプロの力を借りることも視野に入れましょう。

・リーダーの統率力

新規事業においては、トップとなる人物が意思決定を行い、チームを統率することが不可欠です。ビジョンや方向性を示し、全体の調整や方針決定を行うことで、組織の一体性を保ちます。新規事業開発には予算配分の変更に柔軟に対応する必要があり、予算の決定やその他の決め事にスピード感を持って取り組むことが成功に近づきます。トップとなる人が積極的に予算の配分や人材の調整を行う必要があります。

・仮説検証

新規事業を始める際には、仮説を立てて検証を行うことが重要です。顧客のニーズを理解するのは難しいため、詳細に追求しようとすると時間がかかることがあります。だからこそ、最初から完璧な状態を求めるのではなく、仮説を立てて、リーンスタートアップの考え方を取り入れ、検証→修正→改善→再検証というサイクルを効率的に繰り返すことが大切です。これによってスピーディーで確実性を高めることができます。

まとめ

今回は、ビジネスにおいて重要な概念の「0 → 1」「1 → 10」「10 → 100」の各フェーズの要点を抑え、新規事業開発を成功させるポイントについて解説してきました。

事業開発をフェーズごとに理解し、自分たちが開発しようとしている事業の進捗や、どの段階にあって、課題は何なのかしっかり洗い出しながら次のフェーズへと進んでいくことで、事業開発を成功へと近づけることができます。

JIIATKでも過去の開発経験を基に、ヒアリングから丁寧にサポートさせて頂き、お客様とのコラボレーションで開発を進めていきます。新規事業について検討中の方やお悩みがある方は、ぜひJIITAKまでご相談ください!

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この記事を書いた人

JIITAK編集部

JIITAKは、デジタルテクノロジーを駆使して、価値創造に挑戦する企業のプロダクト開発・DXを支援する会社です。テクノロジーやデザイン関連の役立つ情報を発信していきます。

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