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PHPとは?世界のWebサイトの約8割で採用されている理由に迫る

現在、プログラミング言語は200〜300あると言われ、派生言語も含めるとその数は1000以上になるとも言われています。そんな中、シンプルで可読性の高い構文かつ、様々なデータベースとの連携が簡単といった特徴から、常に人気言語トップ10に入っているのが「PHP」です。

今回は、PHPのメリット・デメリットを含めた基本的な知識から、関連する動的Webページと静的Webページの違いや、JavaScriptとの違い、記述ルールや文法などの実践入口まで解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください!

PHPとは

PHPとは、動的なWebページの作成ができる、Web開発に特化した、サーバーサイドのスクリプト言語です。スクリプト言語とは、プログラミング言語の中でも、比較的読みやすく記述がしやすい言語の総称を指します。

PHPは、プログラマーのRamus Lerdorf氏が1994年に開発した「Personal Home Page Tools(PHP Tools)」がルーツにあります。当時個人向けのプログラムであったPHP Toolsは、改良を重ね、現在の「PHP:Hypertext Preprocessor」へと進化を遂げました。

オーストラリアの会社Q-Success社が、Web技術の市場調査結果を公開しているW3Techsによると、世界中のWebサイトのうち、76.2%でPHPが使用されているという結果が出ています。(2024年5月時点)

また、ここ10年ほどを遡っても、PHPの使用率は76%〜80%の間で推移しており、Web開発においてなくてはならない存在となっています。

動的Webページと静的Webページの違い

先ほど、PHPでは「動的なWebページ」が作成できると述べましたが、そもそも動的なWebページとはどんなもので、静的なWebページとどのように違うのでしょうか?

動的と静的を理解する前に、Webサイトの仕組みを軽く説明します。Webサイトは、ユーザーから見える「フロントエンド」とユーザーから見えない「バックエンド」に分けることができ、それぞれに役割があります。

・フロントエンド

情報を表示したり、ユーザーが情報を入力する場所を提供します。

・バックエンド

入力された情報をデータベースへ保存・処理、またデータの呼び出しなどの処理を行います。

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フロントエンドとバックエンドをそれぞれ解説

これらのうち、動的と静的が関係するのは「フロントエンド」で読み込むHTMLファイルです。Webサイトの目的に応じて「静的」と「動的」のどちらのWebページの構築方法が適切か考え、選択していきます。

・静的なWebページ

前もって作成したHTMLファイルでWebページが構成され、いつ誰がアクセスしても同じ内容が表示されます。

例:企業のWebサイトに掲載されている、会社情報やサービス紹介ページなど

・動的なWebページ

アクセスのたびに画像やテキストの情報がユーザーに適したものに変えるため、その都度サーバ側でHTMLファイルを作成します。

例:検索エンジンや会員専用サイトなど

JavaScriptとの違い

PHPと同様に、動的なWebページを作成するために広く利用されているプログラミング言語として「JavaScript」があります。PHPがサーバーサイドの言語であるのに対し、JavaScriptはクライアントサイド(フロントエンド)のプログラミング言語です。以下で、それぞれの特徴を見ていきましょう。

・JavaScript

ユーザーのブラウザ上で実行され、ポップウィンドウやスライドショー、フォーム入力のリアルタイムバリデーションなど、ページの一部をリアルタイムで操作するために使用されます。JavaScriptは、Webページに動きやインタラクティブな要素を付けることで、ユーザーの視認性や利便性といったユーザー体験を向上させることができます。

・PHP

サーバー上で実行され、ユーザーの要求に応じて動的にコンテンツを生成します。主にデータベースとの連携に優れており、ユーザーによってカスタマイズされた情報の処理を得意としています。例えば、ECサイトの会員ページでユーザーごとの注文履歴や個人情報を表示したり、SNSでユーザーの投稿やコメント、メッセージの処理などを行います。PHPはデータベースを操作し、ユーザー固有の情報を処理するために最適化されています。

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メリット

オープンソースのプログラミング言語であるPHPには、どのような特徴があるのでしょうか?PHP開発のメリットの中でも、代表的なものを挙げていきます。

・シンプルで分かりやすい構文

PHPの構文は、シンプルで読み書きしやすい構文となっており、バグを見つけやすいというメリットを持っています。また、コーディングを行う際に、PHPは型(変数に格納するデータの種類)の調整を自動で行ってくれるため、初心者でも取り組みやすい言語と言われています。

・環境構築が比較的簡単

PHPは多くのサーバーでデフォルトでサポートされているため、XAMPPやMAMPなどのオールインワンパッケージを使えば、ローカル開発環境を数分で整えることができます。

・コンパイルが不要

PHPはインタプリタ型の言語のため、コードを記述したらすぐに実行され、確認することができます。コンパイルの必要がないため、コードの修正やデバッグが迅速に行うことができ、開発スピードや柔軟性に優れています。

・フレームワークが豊富

PHPには、様々なニーズに対応した数多くのフレームワークが存在します。いくつか紹介します。

- Symfony:多くの再利用可能なコンポーネントを提供し、これらを組み合わせることで、柔軟な開発が可能です。大規模なシステムや複雑なビジネスロジックを持つ開発に適しています。

- Laravel:シンプルなコードのため可読性が高く、モダンなWebアプリケーション開発に向いています。また、優れたドキュメントとコミュニティサポートがあります。

- CakePHP:設定より規約を重視し、迅速な開発を可能にするフレームワークです。特にCRUD操作が簡単に行えます。

- Yii:高性能でセキュリティ機能が充実しており、大規模なWebアプリケーションに適しています。

・データベースとの連携が簡単

PHPはMySQLやPostgreSQL、SQLiteなど、多くのデータベースシステムとの連携を簡単に行えます。PDOを使用することで、統一されたインターフェースで異なるデータベースにアクセスできるため、データベース操作がシンプルで効率的になります。また、フレームワークが提供するORMを利用することで、データベースとのやり取りがさらに簡単になります。

・オンライン上に情報が多い

PHPは幅広いユーザーベースを持ち、そのためオンライン上には多くの情報があります。また、日本語のオンラインマニュアルも充実しており、公式サイトやコミュニティ、ブログ、学習サイトなどで豊富な情報が公開されています。そのため、日本人にとって学習しやすい言語となっています。

デメリット

PHP開発には前述したように多くのメリットがある反面、注意したい点もあります。

・Web開発以外が得意でない

WebサイトやWebアプリケーションの開発が得意なPHPですが、それ以外の開発には向いていないと言われています。例えば、モバイルアプリケーション開発は、Android向けにはJavaやKotlin、iOS向けにはSwiftやObjective-Cといった言語を用いるのが主流です。

・コード記述の自由度が高い

PHPは自由度の高い言語で、同じ処理を行うのに複数の記述パターンが存在することがあります。そのため、コードの一貫性が損なわれやすく、チームでの開発時には、コード理解や保守が難しくなります。また、後から機能拡張をする際に、予期せぬ問題が発生する可能性もあります。

・セキュリティ上の懸念

PHPはシンプルで自由度の高いコード記述が可能なため、開発者による記述のばらつきが生じやすく、不完全なコードが実行されるリスクがあります。また、PHPは多くのサービスに採用されているため、攻撃の対象となる可能性も高くなっています。これらのセキュリティ上の懸念に対処するために、PHPの新しいバージョンではセキュリティ対策が強化されています。そのため、使用しているPHPを常に最新バージョンに更新することが、セキュリティを高める上で重要です。

PHPの記述ルールや基本的な文法

最後に少し実践的な内容として、PHPの記述ルールや基本的な文法について、代表的なものを紹介します。

【記述ルール】

・拡張子「.php」をつける

ファイルに「.php」の拡張子をつけることで、サーバーがPHPファイルと認識します。

・コードを書く場所

PHPのコードを書く場所は、宣言文のはじめと終わりの間です。ここに、表示させたい内容を記述します。

・1つの命令ごとの最後に「;(セミコロン)」をつける

日本語の文末に「。」を付けるように、PHPではコードの最後(=1つの命令文の最後)にセミコロンを付けます。

・コメントの記述には「 // 」や「#」を使う

コメントとは、処理としては実行されることのない、開発者のメモ書きのことです。行頭に「//」や「#」を付けたり、コメントが複数行に渡る場合は、「/* コメント */」と記述することで、コメントと認識されます。

【基本的な文法】

・変数

変数とは、任意の文字列や数字を入れておく箱です。この箱にデータを保存し、必要に応じて箱を設置することで中のデータを何度も使用することが可能です。

・関数

関数とは、頻繁に使う処理があらかじめ実装された機能のことで、ExcelのSUM関数(合計値)、AVERAGE関数(平均値)などをイメージすると分かりやすいかもしれません。0からコード記述をする必要がないため、コード記述の簡略化や、バグの防止にも繋がります。

・演算子

四則演算を行う算術演算子、2つの式や値を比較する比較演算子、論理和(or)・論理積(and)・否定(not)の演算を行う論理演算子など、任意の値から別の値が生み出される、様々な計算を実行する記号を指します。

・if文/While文

if文は指定した条件に合致するかを判定するコードを指し、条件に合致した場合としなかった場合の2パターンの処理をそれぞれ用意します。一方でWhile文は、指定した条件に当てはまる間は処理を繰り返し、条件に合致しなくなると処理を離れるコードです。

まとめ

ここまで、世界中の全Webサイトのうち約8割で使用されていると言われている「PHP」について、基本的な知識から記述ルールや文法まで解説してきました。

シンプルかつ自由なコード記述で読み書きしやすく、データベースとの連携が簡単などというメリットから、多くのWeb開発で採用されています。

JIITAKでは、PHPを始めJavaやRuby、Python、Goなど、バックエンドからフロントエンドまで多様な技術に対応しています。「アイデアはあるけど、どう形にしたらいいかわからない」「既存サービスのリニューアルをしたい」という方がいましたら、ぜひJIITAKアイデアをお聞かせください。

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この記事を書いた人

JIITAK編集部

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